パワーケーブルの社長に聞いてみよう!

2017年度に会社としては大きな労働環境整備に取り組んできたパワーケーブル。
その背景や想いについて、神原社長に聞いてみました。

Qどうしてそんな労働環境の改善に取り組めたのですか?

 会社としてやっていくには従業員がいなければなにもできません。
 従業員はまさにうちの会社にとって「人財」であり、その従業員が働きやすい環境を作らなければ会社として存続していくことはできないという想いがありました。
 その想いがあったなかで10年働いてくれたベテラン従業員が一人やめてしまうというとても残念な出来事がありました。そのことに大変ショックをうけ、このままでは「同じように従業員がやめていってしまう、会社として存続できなくなってしまう」という強い危機感が生まれ、同じタイミングで世間的にも「働き方改革」がうたわれる時期ともかさなったため、踏み切りました。

Qなるほど。具体的にはどんなことに踏み切ったのですか?

 最初は勤怠管理のシステムの改善から取り組みました。
 従来の紙での勤怠管理だと、月の終わりにしか勤怠実績が把握できなかったため、時間外がどのくらいになるか見込みが立たず、あとになって残業が多すぎたということもありました。それを改善するために、クラウド上でリアルタイムで1分単位で勤怠管理できるようにしました。導入後は、設定している時間外の基準時間に近づいたらアラート通知が管理者に入るので、必要に応じてまだ作業可能な方と交代するなどの工夫ができるようになりました。

Qそれによってどんな効果があったのですか?

 従業員や管理者の残業に関する意識改革が進んできたと思います。タイムカードも1分単位でついていますから、業務の開始時はさっと仕事に入って、終了時にはさっと終わるというメリハリがつくようになりました。また、お客様から受注する場合にも、受注量が今の社内のリソースに対して適性かどうかの判断がスムーズにできるようになりました。

Qほかにもなにかとりくまれたのですか?

 就業規則の見直しも並行して行い、賃金規定や変形労働時間制など見直しました。
 以前は見込みで残業代を出していましたが、今では1分単位で残業がでるようになっています。ITツールを導入、活用することでちょっとした空き時間を使い日報や出張申請等の各種申請を会社に戻る間に済ます事が可能となりました。有給は以前から取りやすい環境だったと思いますが、スマホを使うことでよりスムーズに申請しやすくなったからか有給申請は増えたと思います。
 まだまだ改善点はありますが、外部の社会保険労務士の先生のお力なども借りながら、「働きやすい環境」に近づけられているように思います。

Q今後の展望ってあるんでしょうか?

 以前は単発のお仕事のご依頼も多く年度ごとの売り上げに大きな増減がありましたが、今期は地域のお客様との取引拡大に力を入れて、ありがたいことに今その成果がでてきており、安定的な取引先からのお仕事がどんどん増えてきています。今もすでにたくさんのご依頼をいただいているので、お断りしてしまうことがないように、さらに人財を増やし対応できる体制を整えたいと思っています。
 最終的には、従業員だけでなく、その家族の笑顔にも貢献できるような会社にできればと思います。今も毎年春には従業員やその家族も招いてお花見にいっているんです。そういったところで、家族の皆さんの喜ぶ姿を見ることも頑張る支えになっています。

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